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周辺の史跡

高札場の図

これは文化2年に三条大橋西詰の御高札場(現近江屋ビル前広場)に掲げられていた高札の図です。高札場とは幕府が決めた法度(はっと)や掟書(おきてがき)などを木の板札に書き、人目の引くように高く掲げる場所です。当中島町には天保12年にこの高札の文面の写しが残っています。それを見ますと、大半が正徳元年(1710)5月に定めた事が多いようで、親子兄弟の札・駄賃の札・切支丹の札・毒薬の札があり、享保4年追加された火を付ける者の札、文化2年の唐物抜荷之儀の札もあります。 他に三条高札は「都名所図絵」・「都の魁」にも描かれています。また、高札は歌川広重画「東海道五十三次・江戸・日本橋」の浮世絵にも描かれています。